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青森ツーリングDay5 白神山地方面へ(2023.7)

青森ツーリングDay5

青森ツーリング最終日のこの日、ダートを求めて朝から出発。

目指すは世界遺産の白神山地へ。全長42kmのダートを快走するのに胸を膨らませ、最初の目的地に到着。

【白神山地ビジターセンター】

白神山地の魅力と、自然情報等の発信及び自然ふれあい活動推進の拠点施設として、1998年(平成10年)に開館されました。巨大なブナ林の四季を大型スクリーンで紹介する、映像体験ホール、自然遺産、生態系についても紹介している展示ホールがあります。白神山地の事前勉強ができるのがお勧め。無料で入れます。

自分は、こういう自然系の展示が結構好きで、見入ってしまう方なのでとても楽しめました。

ブナの詳しい解説や、白神山地の四季を学ぶ事ができました。

夏は良い季節なので、白神山地を見て回る事が出来ますが、冬は来れないので、かなり参考になりましたね。

白神山地の特徴は、人為の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が、東アジア最大級の規模で分布していることにあります。
このブナ天然林には、多種多様な植物が生育し、高緯度にもかかわらず、ツキノワグマ、ニホンザル、クマゲラ、イヌワシ等をはじめ非常に多くの動物が生息している事です。

白神山地ビジターセンター、素晴らしい施設でありました。トレッキングが趣味の方も立ち寄って頂きたい施設でした。

白神山地ビジターセンターを後にした我々は、お次の見学ポイントの乳穂ヶ滝(におがたき)へ。バイクで5分くらい。

【乳穂ヶ滝(におがたき)】

約33mの高さからさらさら降るように流れ落ちる乳穂ヶ滝。滝の裏側の自然洞窟には不動尊が祀られており、昔から結氷した滝の太さや形状などによって豊凶占いや護摩祈祷、火渡荒行などの神事式が行われています。

冬になると、滝が凍るらしい。滝の底から氷が伸びてきて、剣の刃のように見えるらしいです。

冬には来れないので、妄想を膨らまして見学しました。 上から下まで凍ってつながり氷の柱が出来るらしいですよ。

水量が絶妙な滝でした。ド迫力な滝も好きですが、こういう神秘的なのも大好きですね。

ロングツーリングに行くと、山、川、湖、海、滝は、必ず行先メニューに入ってます。

全国いろいろツーリングしてますが、こういうスポットには必ず大きな杉の木がありますね。

推定300年以上の木がある場所は、パワースポット間違いなし。 パワーを頂いて次の目的地へ移動。

白神山地に向かう途中、美山湖の眺めが良かったので、写真撮影。

写真をパシッと撮った後は、交通量少ないワインディングを抜け、白神山地へバイクを走らせたのでした。

白神山地観光案内所付近に到着し、道を見る。

あれ?………ここちゃうんか?

ガーン! 復旧作業のため通行止め。

どうするか考えたのち、県道191方面からワンチャン入れるかもを目指し、白神山地北側に移動することに。

来た道を引き返し、県道3号線を通り迂回開始。岩木山の周りを走れるこの道は快走路でありました。

津軽岩木スカイラインは、曇りだったため、今回はスルーしました。

ツーリングスポットなので、降りてくるバイクが何台かいましたね。皆さんは、是非お立ち寄りください。

県道3号線~190~191と山の中を走り、休憩ポイントの熊の湯温泉へ。

温泉は入らなかったのですが、ここまでの道は、綺麗な田舎道で、バイクを右に左に倒して気持ちよく走らせました。

熊の湯温泉から数キロ走ると、やっぱりあった通行止めゲート。残念でなりませんでしたが、楽しかったのでOK!

↓ここまでの道は、山間の集落を繋ぐ快走路でありました。気持ち良かったな~。

ダートは走って無いが、お腹が空いたのでイカを食べに「道の駅ふかうら」へ。

焼きイカや新鮮な魚介類はもちろん、浜の女性が手作りした飯寿し等の水産加工品や、地元で採れた新鮮な野菜などが豊富にありました。

運営しているのは地元の風合瀬漁業協同組合。新鮮な魚介類をお得な価格で購入することができます。

バイクに乗った後の、魚介類はホンマに美味い。細胞に染み渡りました。

お腹がいっぱいになり、大満足になった我々は、青池を見に十二湖へ向かうのでありました。

【十二湖】

十二湖は、白神山地西部に位置するブナ林に囲まれた33の湖沼群の総称。1704年に発生した大地震による山崩れによってできたといわれており、崩山から眺めると12の湖沼が見えたことから十二湖と呼ばれるようになりました。

観光地となっていて、よく整備されているので、軽装で見学に来ることが可能です。

【青池】

十二湖の中でもメインは、鮮やかなコバルトブルーに輝く「青池」です。水中には朽ちたブナの大木が横わたり、池底に倒れた木が見えるほど透明でありながら、インクを流したようなハッキリとした青の湖面が神秘的です。青池の青さがもっとも映えるタイミングは、晴れの日、絶妙な光が差し込む午前11時前後。朝早すぎても、午後日が当たりすぎても本来の美しさを楽しむことができません。ぜひ、絶好のチャンスを狙って訪れてみてくださいとの事です。

我々は、14時くらいに見学に来ましたが、美しく青く見えました。

北海道で見た「白金青い池」とは、また違った雰囲気の青さと、池の形でしたね。

ブナ自然林が設けられていて、津軽国定公園と自然休養林に指定され、森林浴によるリラックス効果が認められる「森林セラピー基地」としても認定されています。

体力と時間に合わせたコースから選んで、安心してハイキングを楽しむ事ができます。

バイクがメインの我々は、青池をみたら引き返すコースを選択し、最後の望みでもある白神山地ダートの西側入口へ移動。

案の定、封鎖されていたので、1mも走る事が出来ずに、白神山地のダートを後にするのでありました。

入口付近で、パトロール中のおっちゃんに、「遠くから走りに来たのにゴメンね………。」と声をかけてもらったので、多少の世間話をしましたが、津軽弁がキツすぎて半分以上、理解できずに終了。笑顔でお別れしたのでした。

 

来た道の海岸沿いを走って帰るのも面白くないので、旧深浦町立長慶平小学校方面に、細い山道を走る事を選択。

たどり着いたのは、見入山観音堂(深浦町)で、ちょっとだけ休憩とルート確認。

ここにも大きな杉が2本。夫婦杉というらしいです。

 

こちらの参道は、かなり面白そうだったのですが、時間の都合により今回はスルーしました。

現在でも修験道の修行場として使われているそうです。

ルートチェックと水分補給を行って出発。

山間の田園風景をたのしみながら、ゆったりバイクを次の目的地に進めていきます。

たどり着いた、本日の最終目的地「北金ヶ沢の大イチョウ」です。

最初、大きすぎて、どれが大イチョウか分からんかったくらいに生い茂ってました。

 

【北金ヶ沢の大イチョウ】

日本一大きなイチョウ、木の幹回りは22m、高さはおよそ31mとビル10階分の高さに相当し、近くにある住宅の大きさと見比べるとその巨大さがよくわかります。全ての樹種の中でも日本3位という全国屈指の巨木であり、国の天然記念物に指定されています。古くから地元の人々の生活を見守ってきた巨木。樹齢1,000年以上とも伝えられています。

こんな大きなイチョウの木は、初めて見ました。

しかも、上から下まで、びっしりと葉っぱに覆われてて、すごかったです。

秋になると、全ての葉っぱがイエローに色づくそうです。←見てみたいな~。

イエローに色づいた葉っぱが全て落ちると、雪が降ってくるそうです。

地元のおばあちゃんに話を聞いて、教えてもらいました。

北金ヶ沢の大イチョウ、素晴らしい巨木でありました。お勧めです。

この日は、ここでタイムアップなので宿に帰る事に……何か物足らないと思ったら、ダートを走ってないっ!

って事で、宿への帰り道に、ちょっと楽しそうな脇道を発見。 フラットダート見つけた~!

フラットダートを適度に楽しんだんですが物足らない。←本当は白上山地42kmのダートを走るつもりだった。

これも旅ですね。白神山地が「もう一度、青森にこい!」と言っているんだと自分を納得させ、宿に戻ったのでありました。

↓最後は陸奥湾と夕陽を写真におさめてツーリングの終了。

出発前は、天気予報で2日間ほど雨の予報だったので、ハイエースにアフリカを積んで行きましたが、結局のところ全日程晴れで毎日バイク乗ってました。

5日間毎日バイクに乗ってると体調も良く、美味しいご飯を食べ、毎日温泉とサウナで仕上げる日々は、それはそれは贅沢&素晴らしい日々でした。

 

旅の記録:ハイエース走行距離 1,700km以上 アフリカツイン走行距離 1,600km

八王子~青森の移動距離の方が長かったみたいですね。←行きと帰りハイエースで寄り道観光してた。

 

青森県を5日間バイクで走り回った結果、北海道に勝るとも劣らない旅ができました。

ツーリング計画時は、青森県をなめてた部分もありましたが、行ってみて素晴らしい場所だったのでリピートしたい気持ちになりました。

皆さんにもお勧めできますので、時間を作って是非ともツーリングしてみてください。

 

それでは皆様も、素晴らしいオートバイライフをお送りください。

 

デグナーツーリング部隊長  上垣 貴裕

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