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8.122024
北海道ツーリング その4(2024.7)
北海道ツーリング4日目
体調は素晴らしく良い。バイク&美味いご飯&サウナで、疲れも全くない。バイクは健康に良い。
この日は、怪しい雲行きと降水確率だったがワンチャンあるかも?って事で、北見の宿泊先を朝7時に出発。
釧路方面を目指して美幌峠を抜けて南下する作戦だったのだが、早々に雨と霧にやられる。
美幌峠では、前が見えないくらいの霧で、車の後ろをゆっくりついて走ってたのだが、道を譲られて先頭を走る事になり見えない&雨冷たいのダブルパンチをくらい早々にKOされる。
とりあえず、美幌峠を抜け数キロ走ると霧は無くなったが雨はやみそうにないので、釧路に行っても天気は回復しないだろうと考え地図を見ながら方向転換。
摩周国道391を使い北上開始。網走方面へ抜けると、雨はやみ晴れてるので、気持ちよくツーリング再開。←ホントは釧路湿原とか走りたかった。
最初の目的地は、メルヘンの丘としました。
【メルヘンの丘】
ゆるやかな丘陵地に連なる畑が、季節ごとに美しい田園風景を描く「メルヘンの丘」。ここは故黒澤明監督の映画「夢」のロケ地にもなりました。畑と空が織りなすのどかな風景が印象的なビューポイントです。7本のカラマツが並ぶ絵本のような風景。
メルヘンの丘を後にしたら、網走湖沿いを走り能登湖方面へ。
この日はがっつり走るツーリングから、のんびりツーリングに切り替えたので気になった所があったら、ゆっくり立ち寄ります。
ちょっと横目に走りたくなったジャリダートを発見したので入ってみました。
じゃがいも畑が広がる中のジャリダートは、なかなか気持ち良かったです。北海道のジャガイモ畑は一つ一つの面積がとっても広大なんですが、それが一斉に花を咲かせると、見渡す限りずっーと花畑が続きます。
7月初旬の北海道ではラベンダーの花が咲き、富良野などでは一面、紫色に染まった花畑を見に観光客が沢山訪れてますが、同じ時期、広~い畑に整然と植えられたジャガイモの花畑も、なかなかお勧めですよ。あと、ジャガイモの品種によって花の色が違うみたいです。
畑の反対側は、小麦畑が広がってました。緑色→黄金に変わり始まるあたりでしたね。
この景色も、北海道っぽくて好きな景観です。7月初旬でしたが、風が気持ち良かった。
寄り道しながら、能登湖に到着。朝一の雨が嘘のように快晴の中ツーリングできてました。
お次の立ち寄りスポットは「能取湖サンゴ草群落地」
【能取湖サンゴ草群落地】
9月中旬なると能取湖の一部が紅色のサンゴ草(アッケシ草)でおおわれ、紅葉とは異なる紅を見せてくれます。この能取湖サンゴ草群落地では木製の遊歩道が設置され、一面にひろがるサンゴ草の中ほどまで歩くことが可能です。日本一の群落地だそうです。
この土地が、全面赤く染まるのを想像しながら木道を歩きました。←流石に9月は来れないしな~。
近年、環境の変化などにより絶滅危惧種に指定されているサンゴ草ですが、2010年頃、ここの群生地も一時は縮小したらしいんですが、地元の観光協会らによる再整備の取り組みにより復活したとの事。縮小とかあぶね~なっ! 復活したの良かったですね。
次の目的地は、サロマ湖のキムアネップ岬です。この辺は、湖が何個か固まってて気持ちの良いルートですね。
キャンプ場が併設されてますので、自然を楽しみたい方にお勧め。サロマ湖に沈む夕日が美しいらしいです。
サロマ湖の絶景ポイントのキムアネップ岬、かなりマイナーなので時間があまった時の立ち寄りポイントとしてどうぞ。
サロマ湖に来たら、必ず立ち寄って頂きたいのが「北勝水産直売所」です。
お土産もありの、ちょっとしたカフェ。
今回のお目当てはホタテバーガーです。ホタテフライが3個入って¥490。小腹も満たされて大満足。
ホタテ好きな方は、必ずこのカップ入りの生ホタテを食べてみてください。¥200でブリブリのホタテが楽しめます。激ウマですよ。
私は2カップ頂きました。ブッリブリの食感で甘くて、ここでしか食べれないホタテを堪能したのでありました。
小腹も満たされたので、北勝水産の近くにある「サロマ湖展望台」へ向かいます。
サロマ湖展望台へのアクセスは、5kmくらいのフラットダートを走ります。
この道は、山の上まで登るダートなので、そこそこ楽しめます。ダートを一方通行の登り線と下り線の2つの道に分けてくれてるので、少し安心して走れます。
対向車が来ないからといって飛ばしすぎ注意です。
駐車場から歩いて3分くらいで、サロマ湖の展望台へ。←急な階段を上がります。
【サロマ湖展望台】
サロマ湖の約中央部に位置する幌岩山(標高376m)の頂上に位置しています。
サロマ湖周辺には高い山が存在しないため、大きなサロマ湖を大パノラマで見る為にはこの展望台に行しかないと思う。かなりのマイナースポット。オホーツクブルーの空と海、サロマ湖のサロマンブルーが一体化してて、なかなかの眺めです。
紋別方面(北の方角)を見てると、雲行きがかなり怪しくなってきたので下山開始。←間違いなく雨の雲。
15時以降は雨の天気予報だったので、国道242を使い南下し、1時間の走行で北見の宿へ撤退。
宿泊先に帰り、翌日の天気をチェックし、北海道内は何処に行っても雨だと判断。←この時点で今回のロングツーリングを終わりとしました。
アフリカツインをハイエースに片付け、風呂に入って食事へ。
せっかく北見へ来てるので回転ずしの人気店「トリトン」へ。←北海道回転ずしのパイオニアらしい。
【回転寿しトリトン】
トリトン1号店がオープンしたのは平成元年のこと。「北海道回転寿司の王様」として不動の人気を築いたパイオニア的存在である。親会社が水産卸業を営んでいるため、仕入れのネットワークが道内随一。こちらから食材を購入している回転寿司企業も多いらしい。100円寿司大手チェーンがごく最近まで北海道に進出してこなかったのは、地理的な問題もあるが、地元の回転寿司のクオリティが高かったかららしい。
トリトンさんを満喫して宿泊先に帰り、北見の商店街で「ぼんぼん祭り」というのが開催されたので、夜はぼんぼん祭りを観光。
何故か、年齢層がめちゃくちゃ若かってびっくりしました。
北海道ツーリング4日目終了。
この日のルート メルヘンの丘→日本一サンゴ草群落地→キムアネップ岬→北勝水産→サロマ湖展望台→北見の宿へ 走行150キロくらい。
【番外編】
翌日、朝から天気がすぐれないため、ここからハイエースで観光開始。
前日にバイクで来れなかった「釧路湿原」へ。天気は小雨。
【釧路湿原】
北海道東部を流れる釧路川とその支流を抱く日本最大の湿原を取り囲む丘陵地からなります。手つかずの広大な水平的景観はこの地の何よりの魅力です。また、国の特別天然記念物のタンチョウをはじめ多くの動植物の貴重な生息地となっています。日本で最も広い湿原。東西最大幅25km、南北36km。
晴れていれば、釧路湿原まわりのダートをアフリカツインで快走しまくる予定だったのですが、これまた次回のお楽しみとなりました。
この日のハイライトは、タンチョウの勉強へ。
【釧路市丹頂鶴自然公園】
1970年に世界で初めてタンチョウの人工ふ化に成功した、世界的にも希少な丹頂鶴の自然公園です。特別天然記念物のタンチョウが自然に近い環境で常時10羽ほど飼育され、年中いつでも観察できることが魅力。アイヌの人々にも古くから「サロルンカムイ(湿原の神)」と呼ばれてきました。また、タンチョウは生涯をかけて互いを守り慈しむ、夫婦円満のシンボルとしても尊ばれています。
フェンス越しにツルを観察しながら勉強できるのが、この施設の素晴らしい所だと思いますが……ここで衝撃の事実!
ツルって、ものすごいカッコ良い鳥だと思ってたのが、ツルの頭の赤い部分は、ただハゲてるだけという事実。
「つるっぱげ」ってそういう語源なのか調べたのは言うまでもない。
ツルの勉強をすませたら、アイヌコタンへ。
【アイヌコタン】
阿寒湖のアイヌコタンは北海道で最大のコタン(集落)です。
アイヌの神様シマフクロウの門をくぐると、左右にならぶ手彫りの木製品、手縫い製品などの貴重な民芸品 を販売するショップやチセ(昔の住宅の復元)などを見学できます。
阿寒湖アイヌシアターでは、アイヌ民族舞踊専用劇場があって「ロストカムイ」「アイヌ古式舞踊」「火のカムイの詩」などの演目が公開されてますが、今回は時間が合わずに見学する事ができず。阿寒湖周辺に宿泊する事があれば、是非見たいなと思いました。
北海道ツーリング5日目は、他にもいろいろ行ったが、これにて終了。
アイヌコタンでマリモを買わなかったのが心残りな1日でした。
雨が降ったり止んだりのすぐれない1日だったが、トランポのハイエース大活躍。←バイク乗りたかったけど。
「北海道最終日」
明けて六日目。この日は夕方にフェーリー乗船の日。苫小牧→大洗便に乗船予定。
この旅の締めくくりは、サホロリゾートベアマウンテンへ。←北海道といえばヒグマでしょ。
【サホロリゾートベアマウンテン】
平成18年北海道の広大な森の中、限りなく野生に近い環境でヒグマたちが生活している様子を体感できる、今までにない自然観察施設として【ベア・マウンテン】が創設されました。ヒグマ絶滅の危機をきっかけに創設されたヒグマのサファリパークです。
北海道のツーリングでは、ダートも走りたくて旅をしてるんですが、ヒグマのこの大きさを見るとねぇ~。もうねぇ~無理。ヒグマめちゃくちゃデカい。襲われたら100%無理よ。ツメとか見たら、マジもんでヤバイもん。とりあえず、ソロで北海道の林道に入るのは考え直そうかな…。
サホロリゾートベアマウンテン素晴らしい施設でありました。時間に余裕がある方は、是非お勧めですね。
この後、苫小牧からフェリーにのり翌日の昼には大洗へ。
全行程8泊9日(内フェリー2泊)の良い旅でありました。アフリカツインに乗ったのは4日間で約1200キロ弱の走行。気持ち良く走れた。
2年ぶりの北海道は、それはそれはスペシャルなステージでありました。←毎年行きたい。
行った事無い方は、北の大地にトライしてみる事をお勧め致します。←絶対におすすめ!
それでは皆様も素晴らしいバイクライフをお送りくださいませ。
次回のツーリングブログでお会いしましょう!
デグナーツーリング部隊隊長 上垣 貴裕
今回のまとめ