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北海道ツーリング その3(2024.7)

北海道の道東を走り出して3日目の朝6時。

疲れもなく目覚めは最高。天気も良い。セイコーマートで食べる朝飯も美味い。

オートバイは健康に良い。若さを保てる乗り物なのは間違いない。

この日は、道東の展望台を楽しみまくるという1日。

ワインディングを駆け抜けて展望台へを繰り返す、ツーリングの醍醐味を味わう日なのでありました。

まず、最初に訪れたのは「能取岬灯台」 朝の海って気持ちええやん?

平日の朝早い時間なので誰もいないだろうと思ってましたが、他にライダーさんがいて考える事は一緒か!ってなりました。

【能取岬】

オホーツク海に面する網走市の絶景スポットとして知られる能取岬。「のとろ」という読み方はアイヌ語で「岬のところ」を意味する言葉「ノッ・オロ」に由来する。 灯台初点灯: 1917(大正6)年 灯台の高さ: 21m

40~60mの断崖が続き、100年以上前に建造された灯台がその先端に立っています。映画やCMのロケ地に度々選ばれている絶景の岬です。

この辺りは、冬になると流氷が接岸するらしいので、流氷観察には良い場所ですね。アザラシも見えるらしい。

↓海沿いを気持ちよく移動開始。オートバイで訪れると、より素晴らしい景色に感じました。

移動途中で、ちょっとしたダートを見つけると写真を撮りたくなるのは、オフロード乗りの性。

セローとCRF250Lは、日本を代表するトレール車なので、こういう道がよく似合います。

能取岬から約1時間の移動で、次の目的地に到着。

ど~しても来たかったマイナースポットの「さくらの滝」へ到着。

【さくらの滝】

高さ2.5mの滝で、春には桜が咲き、6月から8月にかけて産卵のため遡上するサクラマスが滝越えのジャンプを見せてくれます。

サクラマスの生命力と自然のエネルギーに感動できるスポット。

前日に、標津サーモン科学館で勉強していたので、感動も関心も大きかったですね。

サクラマスは、サケ目サケ科に属する魚。ヤマメはサクラマスの河川残留型。海に出て帰ってきたのがサクラマスらしい。

駐車場から徒歩3分くらい。駐車場はアスファルトじゃないので、オートバイの方は注意が必要。

↓森の中がシラカバなのが美しく感じてしまって、北海道に来ると、ついついシラカバの写真とっちゃいますね。

さくらの滝から15kmほど移動して、定番スポットの「神の子池」へ。

過去のツーリングで1度来たことありの場所。←6年前だったかな?そん時は小雨でした。

【神の子池】

摩周湖からの地下水が湧き出ている山の奥にある池で、摩周湖(カムイトー=神の湖)の伏流水からできているという言い伝えから「神の子」池と呼ばれています。名前が好き!

6年前に撮った写真と比べてみても、池の中の倒木は腐らずに同じ感じ。いや~、すごいね。

相変わらずの透き通った水で、水深が5mもあると感じられない池でした。青っぽく見える水も良い。

透き通った湧き水の中に、オショロコマが泳いでいて、規模が大きくない池にも変わらず、絶滅せずに生きてました。

ちなみに、オショロコマはサケ目サケ科イワナ属で、イワナの寒冷地対応された種類。

この池は、あと10年たっても変わらずにこのまま残り続けるのだろうか?と考えながら池を眺めておりました。←数年後にまた来よう。

神の子池の駐車場までのアクセスは、フラットダートを走ります。

プリウスでも走れる程度のダートですが、ダート初心者の方は、砂利に注意して走行してもらえば問題ありません。

万が一の場合、人通りもあるので挑戦してみてください。ツーリングは冒険だっ!アドベンチャー!

神の子池を後にした我々は、定番の写真スポットの「モアン山」へ。

【モアン山】

道道150号線沿いの山肌に「牛」の文字。高さ350mの山。季節によっては歩いて上がれるなだらかな山。

深緑の美しい7月に来れて大満足でありました。「牛」の文字の刈り込みご苦労様です。

ここは、パパッと写真を撮って撤収。5月~11月は牛が放牧されるので山には入れないとの事。

 

牛の文字に気分を良くした我々は、そのままの勢いで「開陽台」へ。

【開陽台】

標高270mの丘からは330度大パノラマを見ることができ絶景。開陽台の西側に広がる開陽台牧場は、東京ドーム約100個分の広さを有する草地に約1,000頭の乳用牛を放牧しています。地球が丸く見えるかどうか確認は必須。

この場所は、駐車場にライダーさん多数。流石のメジャースポット。

開陽台にアクセスする町道北19号線は、「ミルクロード」と呼ばれていて、ツーリングライダーには、この道と開陽台をセットで楽しむのがお勧めです。

カフェ・カイヨウダイでは、ソフトクリームやジェラードあり。放牧されている牛をチラチラ見ながら走ってきた我々には、最高のお味でありました。

写真のソフトクリームは、「しあわせのはちみつソフト」大人気の一品らしいです。 地元産の生乳を使用し、カフェスタッフ自らが開陽台の麓で採取した貴重なはちみつを使用しているとの事でした。

北海道らしい素晴らしい景色を堪能した我々は、お腹が空いていたので昼食タイム。

北海道に上陸してから、ず~っと我慢してた「ジンギスカン」をいただきました。美味かったな~もぉ~。

お店で食べると、なぜこんなにも独特の臭みがないのか?不思議。

そういえば、ジンギスカンの定義ってあいまいだという情報を見たことがあるような……北海道では、やきとりが豚肉だったりとかするし…まさか、北海道のジンギスカンは、羊と違う肉なのか?さすがにそれは無いよね?

お腹を膨らませた我々は、次の展望台の「多和平」へ。開陽台から40分くらいの距離でつきます。

【多和平】

1,279haの傾斜放牧地と、404haの採草地からなる大規模な牧場で、丘の頂点にある展望台からは360度の大パノラマで地平線を見渡せます。

360度の地平線が見れる場所は、なかなか無いんじゃないでしょうか? 個人的には開陽台よりも、眺望は多和平の方が好きかもしれない。

ただ、走ってくる道は開陽台の方が気持ちよいです。

じゃ、ナイタイ高原と比べてどうなんだ?って話になると、ナイタイ高原の登ってく道は反則でしょ?ってなります。

多和平で牛をながめながら一服し、放牧地展望台3連発の最後の場所へ。

30分の移動で、たどり着いた場所は「900草原展望台」

【900草原展望台】

北海道の東側、弟子屈町にあります。総面積が1440ヘクタールもあり、東京ドーム300個以上が入ってしまう大きさの町営牧場です。放牧地には約2000頭の乳牛がのんびりと育んでおり、すばらしい風景に北海道らしさを感じられます。

ここでも、乳牛がお出迎えしてくれました。北海道らしい景色で、条件が揃えば遠く釧路湿原が見えるとか。

私の大規模放牧場ランキングでは、ナイタイ高原→多和平→開陽台→900草原の順番になりそうです。

900草原展望を後にし、牧場展望台3連発に大満足した我々は次の目的地へ。

約20分の移動で摩周湖第3展望台へ到着。ちなみに、摩周湖へアクセスする屈斜路摩周湖畔線は気持ちのよいワインディングで、バイクにお勧めの道です。

【摩周湖】

アイヌ語で「カムイトー」(神の湖)と呼ばれ、神秘の場所として崇められてきた摩周湖。周囲約20km、最大水深は212mにもなり、世界最高ランクの透明度を誇るカルデラ湖です。その世界規模の透明な湖面に映し出される深い青色は「摩周ブルー」と呼ばれています。湖の周りは150m~350mものカルデラの壁に囲まれ、注ぎ込む川もないのになぜか水位が変わらないという、不思議な湖でもあります。

「霧の摩周湖」とよく言われますが、1年のうち100日以上も霧に包まれているらしい。特に6月から8月にかけては、霧が多く発生するそうです。

以前に来たときは、霧のおかげで真っ白で何も見えなかった記憶があり、今回やっと「摩周ブルー」を拝むことができました。めっちゃ青かった!

摩周湖の透明度は、湖が火山噴火によってできたため、川と結ばれておらず、生活排水や土砂の流入もなく、水源のほとんどは雨が土壌に浸透し、ろ過された水なので、プランクトンの発生もごくわずかなのが要因だそうです。

この日に来られてた観光の方々、皆さん声を上げて喜んでおられましたね。快晴の時は、必ず立ち寄った方が良い場所です。

夕暮れまで摩周湖をながめていたい気分でしたが、屈斜路摩周湖畔線を軽快に駆け抜け次の目的地へ。

この日の最終目的地の硫黄山(アトサヌプリ)へ。移動時間15分くらい。

【硫黄山】

硫黄山は、標高508mの溶岩ドーム。不毛で岩だらけの地表であるため、アイヌ語でアトサヌプリ(裸の山)と呼 ばれています。火山から出る硫黄成分のため山麓周辺部の土壌は酸性化しており、植物が育たない。山肌からはゴウゴウと音を立てながら噴煙がほとばしり、周囲には独特の硫黄の匂いが立ち込めています。

明治時代から硫黄採掘が行われていたそうですが、昭和30年代に採掘を終了したらしい。当時、硫黄はマッチや火薬の原料として需要が高まっていた鉱物だったとか。

けっこうな勢いで噴気孔からガスが出てるので、「えっ?こんな近くまで近づいてOKなん?」ってなるくらいの迫力がありました。

青森の恐山よりも勢いよく噴射してました。煙が熱かった!

火星にきた気分で楽しめるスポットです。←火星行った事ないけど。

オートバイは¥200円で駐車可能。摩周湖第一展望台と共通のチケットがもらえます。

カフェやおみやげ物を買える施設があるため、ツーリングの休憩ポイントと使ってもOKです。

硫黄山は、素晴らしい迫力をみせてくれた場所でした。バイクで気軽に行けるので、是非立ち寄ってみてください。

この日は、ここでタイムアップ。 宿の拠点を美幌→北見へ移動。

快晴のもと、展望台めぐりは大成功に終わったのでありました。

「この日のルート」

能取岬→さくらの滝→神の子池→開陽台→モアン山→多和平展望台→900草原展望台→摩周湖第3展望台→硫黄山 約370キロ走行。

 

朝6時半から走り始め、夕方6時ごろまで遊び尽くし、夜は風呂とサウナと飲みに行って、分刻みのスケジュールで忙しい1日でした。

 

北海道ツーリング4日目に続く。

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