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8.42024
北海道ツーリング その2(2024.7)
北海道ツーリング 2日目
この日は、皆で話し合った結果「野付半島」をメインにツーリングを楽しむ1日としました。
朝7時にセイコーマートで朝食を。最初に向かったポイントは、いっぽんの道へ。
【いっぽんの道】
15kmの直線道路。オホーツク海まで伸びる直線。清里町のスポットで、斜里町の「天に続く道」よりはマイナーなスポットだと思われる。
観光の車や、ライダーは「天に続く道」の方が圧倒的に多かったけど、自分の好み的には「いっぽんの道」の方が好きです。
尚、この日も微妙にガスがかかっていたため、地平線まで突き抜けるような景色は写真におさめられなかった。
朝一の写真撮影タイムが終わったら、国道244を標津方面に快走します。
前日の帰りに通った道だったので、スムーズに駆け抜けてましたが、気になった建造物に立ち寄る事に。
【越川橋梁】
この橋は旧国鉄根北線の為に昭和14年に工事着工完成した10連アーチ橋。全長147m高さ20mのコンクリート橋。タコと呼ばれる労働者達が非人道的な扱いの中働かせられられ完成した橋らしい。しかしながら、時代の流れとともに国道が拡張され一度も列車の通る事がなく終了した国の有形文化財。
↓よい雰囲気の場所があると、立ち止まって写真撮影を行いながら移動。
国道244を標津方面に快走し、サーモンロードを抜け、たどり着いたのは【標津サーモン科学館】
ちなみに、サーモンロードはず~っと直線。先が霞んで見ないくらいの直線を走ってみたい方にお勧め。
そして、たどり着いたここ標津町は、日本有数のサケの産地です。この施設でサーモンの勉強をさせてもらいます。
【標津サーモン科学館】
世界に生息しているサケの仲間を展示する水族館。サケ科魚類展示数は国内No.1です。サケたちの生態から食文化まで学べます。1991年に開館したこの施設は、サケと町標津の歴史、サケの関わり方を学べる施設。めずらしいサケ~チョウザメなどの淡水魚が見学できます。
9月~10月には「魚道水槽」が標津川とつながり、サケが遡上する姿をガラス越しに観察することができます。運が良ければ産卵シーンなども見れる可能性ありらしいです。
新巻鮭を作る映像をみてしまい、自分も作ってみたいと強く思ったのでありました。
幻の魚「イトウ」もしっかりと観察でき、釣りキチ三平の1シーンが浮かんできました。
標津町のふるさと納税で、新巻鮭が無いかチェックしながら、サーモン科学館を楽しみます。
展望台は、地上30mの高さから、知床連山、国後島、標津川など標津周辺の雄大な景色が見られます。この日は、ちょいガスかかりの模様。
サーモン科学館で、サケの勉強と標津のサケ文化を学び、サーモンが食べたくなった我々は、昼食に移動。
途中、ガソリンスタンドに寄ったら、目の前に「北方領土館」があったので、ちょっと立ち寄りました。
ここは、北方領土の地形や地名、北海道との位置関係を知ることができます。写真や資料も展示されており、北方領土のこれまでの経緯や当時の産業・生活、返還要求運動のあゆみ、ビザなし交流など、様々な活動の歴史を紹介しています。標津町から24kmの沖合に、国後島があるのですが、7000人以上のロシア人が暮らしているようです。
北方領土の勉強を終えた我々は、お腹を空かせ昼食にたどりついたのでありました。
↓ファミリーレストランいし橋で、サーモンを頂いたのであります。サーモンの勉強したからね。
北海道内でも、標津町あたりから根室辺りは涼しく感じ、7月でもメッシュジャケットだと少し寒く感じる事があります。
過去の北海道では、根室で雨の10℃くらいになって、ひどい目にあった経験あり。
この日は、すごく過ごしやすい気候だったので、昼食を食べても汗もかかず、涼しい中を気分よく移動。
そして、本日のメインイベント「野付半島」に到着しました。
【野付半島】
対岸の国後島との間の根室海峡を 南下する潮流で運ばれた砂が堆積してで きた、長さ26kmの日本最大の砂嘴(さし)である。 標高はほとんどなく、平坦な砂浜と湿地 だけが続いている。その自然の豊かさから、北海道遺産やラムサール条約にも登録されている。
8000年くらい前は国後島と繋がっていたらしい。
この場所は、数年前から来たかった場所であり、今回天候に恵まれたのでやっと訪れる事ができたのであります。
道路は1本。両脇は海。
WEB上ではここの景色が「この世の果て」「世界の終わり」と記載されていて、どんな感じか期待してましたが、思ったよりは穏やかな場所でした。
野付半島ネイチャーセンターにバイクを止めて、トラクター乗り場へ。
トラクターが引っ張る「はまなす号」に乗りこみ移動。←けっこう楽しい。
最果て感を味わえる「トドワラ」へ到着。←歩いても行けるのですが、単純にトラクターに乗りたかった。
【トドワラ】
トドワラは、長い時間かかって作りあげられた砂嘴(さし)の上に成立したトドマツ林が、海水面の上昇あるいは砂嘴の沈降により海水におかされた枯木群に変化したもの。
木道を楽しくあるいて散策。開放感が心地よかった場所でした。こんな景色、他では見れない。
かつてはトドマツやエゾマツなどの豊かな森が広がっていたらしいですが、地盤沈下の影響で海水の侵食が進み、立ち枯れの森と化しています。
高潮や、気候変動の影響で木が倒壊し流され、さらに朽ち果てて、規模はかなり縮小しているとの事でした。
生き物がいる感じは、あまり感じられなかったので、最果てと呼ばれるのに、ふさわしい場所なのでしょう。
7月に来たので、気候もよく楽しめましたが、冬はとてもじゃないけど来れなさそうな場所でした。
ネイチャーセンターから、トドワラまでは、行きも帰りも「はまなす号」に乗って移動しましたが、歩いても行けるので、植物とかをゆっくり見ながら楽しみたい人は、歩きも良いと思います。
先っちょ好きな我々は、ネイチャーセンターから更に野付半島の先の方へバイクで移動。
5分もかからずに、野付先灯台へたどりつききました。ここから先は、車両進入禁止で徒歩のみとなります。
野生のエゾシカの群れがいて、観光客の皆さんが写真を撮られていました。
この他にも、エゾシカ、キタキツネ、オコジョ、イイズナ、ヤチネズミなどが通年生息し、半島周辺の海域にはゴマフアザラシ、ネズミイルカ、カマイルカ、ミンククジラなどが現れるらしいです。さすが自然豊かな野付半島。
帰りの道で、「ナラワラ」を少し見学。
原始林オンニクル、ポンニクルも周囲から枯れてきていて、特に道路に面した枯れ木の多いところをトドワラに合わせてナラワラと呼んでいるらしい。
植物が枯れまくってるイメージで写真撮ってましたが、花は季節によって次々と生え変わり賑わってる場所です。野生動物も多く、野付半島は綺麗な場所でした。
野付半島を楽しんだ我々は、次のスポットへ。
北海道のツーリングメジャースポット「美幌峠」へ。
【美幌峠】
美幌峠の頂上には道の駅が(ぐるっとパノラマ美幌峠)あり、この駐車場から階段を登り、展望台に到着です。 標高525mのところに位置する美幌峠展望台は日本最大のカルデラ湖の屈斜路湖が見れます。ライダーには有名なスポットですね。
【屈斜路湖】
屈斜路湖は、周囲57kmの美しいカルデラ湖。アイヌ語で湖が川になり流れ出すところを意味する「クッチャロ」が語源。、湖上に中島が浮かぶ姿は絶景です。
やっぱり、空気が澄んでないというか、ちょっとガスっているので、真っ青な写真は撮れずに終了。
しかしながら、その眺望は素晴らしい物でありました。←以前に来たときは、雨と霧で何も見えなかった。
この日はここでタイムアップ。宿に帰る時間なので、国道243(パイロット国道)を北上し美幌の宿へ。
北海道ツーリング2日目の時点で、北海道の景色に慣れてしまって普通の国道では感動しなくなった。←初日は何見てもテンション上がってた。
ただ、都会の暮らしをして北海道に戻ると、リセットされてるので、戻ってくると初日から普通の国道でもテンション上がる。
これの繰り返しで北海道は何回きても楽しいのであります。
「この日のルート」
美幌の宿泊先→いっぽんの道→サーモン科学館→野付半島→道の駅パノラマ美幌峠→美幌宿泊先で、約300キロ走行。
熱い風呂と、サッポロクラシックで仕上げて就寝。
北海道ツーリング3日目へ続く。